12月5日(火)
SSH事業「サイエンススキルを向上させる協働型連携システム構築」の一環として、株式会社クラレ西条事業所を訪問しました!


身近な地元事業所でありながら、知らなかったことがたくさんありました。
・東京オリンピックバドミントン桃田賢斗選手のウェアはクラレの素材であった!
・小惑星探査機はやぶさのパラシュートはクラレの素材であった!
最先端の素材の技術に驚きつつ、生徒たちは次々と的確な質問を行っていました。マーケティングのこと、女子研究者の就職について・・15分の予定が5分延長で質疑応答がなされました。
学校外で本物に触れる機会がSSHの学びにはあります!
商業科2年「マルチサイエンスⅠ」の授業で開講されている「ツアープランニング」の講座。今年度は、東武トップツアーズ新居浜支店の越智様から「水」というテーマをいただき、ツアーを企画することになりました。
西条は、豊かな水に恵まれた「水の都」です。そこで、「Water の 旅」にでることにしました。メンバーは9人で構成されており、自転車で水曜日の午後から「打ち抜き」や「自噴水」、「水飲み場」等、水に関係する場所を巡ることにしました。
お堀の水は「観音水」から出発しています。ご存じですか???

次に西条市総合文化会館の横と図書館のそばの水くみ場です。

西条市民公園と一乗之泉です。「今日という一日の大切さ」キャッチフレーズが石碑に刻まれています。

弘法水です。すぐ側は海です。弘法大師空海が修行した際に飲んだとされる「弘法水」は、西条を代表する名水です。水汲み体験をして、その清らかさを体感しました。

嘉母神社です。鳥居をくぐれば、全国利き水大会で「一番おいし水」に選ばれた湧水があります。

禎瑞の堤防を横目に自転車でサイクリング、河口の龍神社に到着。

最後に終点、南蛮樋に到着します。海と川の境界です。南蛮樋とは、水を潮の干満に合わせて、1日に2回排出する役目の樋門です。干拓完成の折、当時としては珍しい最新の技術、轆轤(ろくろ)仕掛けの開閉装置を用いたことから、この樋門を南蛮樋と呼ぶようになりました。

今回分かったことは、打ち抜きや自噴水、水汲み場など、水はそれぞれ味がちがうということです。水のおいしさや清らかさを肌で感じることができました。西条の水の魅力を、皆さんにもぜひ伝えたいと思います。
ベーシックサイエンス(理科)では、理科4分野の身近な現象を題材に探究活動を行っています。
現在は地学分野です。
実験室に入ると、何やら透明な管が並んでいます。

今回は、「沈む粒子の不思議」というテーマです。
大きさの異なるビーズ球や金属球の沈降時間を測定しました。


この現象から、地層がどのようにできるのか考えを深めることができます。
「金属球が消えた!」という声やストップウォッチの測定音が教室に響いていました。
物理・化学・生物・地学の理科4分野についての探究活動はこれで終了です!
ベーシックサイエンス(理科)では、「仮説の立て方」や「データ処理の仕方」について学び、
「プレゼン作成と発表」を行いました。
これを生かして、今後はプレ課題研究を行います!
2日(木)、マルチサイエンスⅠ中間発表会を開催しました。
西条市役所からは24名を超える皆様、県下各地から多くの県立学校の教職員、事業関係者の皆様にご参加いただき、生徒たちの発表を見ていただきました。
市役所、地元企業の皆様に協力していただき研究を進めている経過を見ていただきました。
生徒たちは、自分たちの課題研究の途中経過を熱心に発表し、参観した1年生も意欲的に質問をしている姿が見られました。



1年生のSSH課題研究「有法子」ではクラス発表会がありました。


英語で発表するチームあり、西条駅の自転車置き場の問題を取り上げてくれているチーム複数あり!素晴らしい取組が進んでいて、発表も堂々としていました。1年生の成長が見られました。
12日(木)、3年生専門講座を開講しました。
SSH3年生の学校設定科目「マルチⅡ」で、興味・関心のある講座、進路希望に関係する講座を生徒が希望して受講するものです。今回は地域連携講座として、いしだ整骨鍼灸医院の石田医院長、住友重機械イオンテクノロジー株式会社の人事総務Gの石井さんに講演していただきました。
石田医院長は「循環力が地域活性化のカギ」というテーマで、石井さんは「将来に向けて」というテーマで話していただきました。生徒たちは、自分の進路と結びつけながら熱心に話を聞いていました。




10月6日(金)あの、「ルールメイキングプロジェクト」の「エリア・カンファレンス」がありました。
呼び名がかっこいい!
西条地区でルールメイキングの手法や考え方を広めよう!という活動です。

ルールメイキング先進校の丹原高校から「ルールメイカー」と呼ばれる生徒たちが、
西条高校生とワークショップをするために来てくれました!

自分の意見だけを声高に述べていませんか?
結論を出そうと急ぎすぎていませんか?
大切なのは「プロセス」
「対話」ってなに??
相手の意見に耳を傾けて「納得解」にたどり着くスキルを身に付けることが大事。

ワークショップは、なにしろ楽しそうでした!笑顔だらけ!

特に、校則について話し合うくだりは、大盛り上がりでした。
もやっとする校則に、あれやこれやが上がっていました。なるほど、なるほど。


生徒たちの視点に感心しました。
本校のSSH課題研究の研究班も協働します!

本校生徒の感想からも、学年を超えて初めての人と話すのが楽しかったという声が上がっていました。
〇総務省主権者教育アドバイザー・越智大貴さん(WONDER EDUCATION)の講評

〇ルールメイキングアンバサダーの谷口先生(丹原高校)からの講評

片付けした後、まとめのお話。

丹原高校生のみなさんの進行ぶりや、さっと片付ける動きにこれまでの活動の成果を感じました。
西条市内の高校でこうやって協働していく動き、これからも目を離せませんね!
本日の企画に携わってくださった皆さん、ありがとうございました。
SSHでの取組を愛媛新聞で取り上げていただきました。

2023年10月3日付愛媛新聞(掲載許可番号d20231004-1)
先日の文化祭で「どらやん」と「おもち」は生徒たちの手で販売されていました。「どらやん」は1時間半で完売。わたくし、姿を見ることもできませんでした。
しかし、「おもち」はゲットできまして、地元産の野菜(ホウレンソウ・ナス・アスパラガス)が入っていて美味しかったので、また食べたいと思っていたところでしたが、「どらやん」の方が10月中旬頃まで販売されるそうです。
地元産品を使った商品を通して、西条の良さを知ってもらいたいという高校生の思いが詰まっていて美味しいよ!
先日の文化祭の様子をどうぞ!


西条高校生、がんばってます!
山陽学園大学主催、地域マネジメントコンテスト2023の一次審査を通過した
「マルチサイエンスⅡ美術班」が、二次審査の発表会に参加してきました。
参加は7団体でしたが、県外から選ばれたのは、初めてだそうです。
最初は緊張ぎみの3-2瀨川くん、3-3宮竹くんでしたが、堂々と発表、質疑応答していました。

結果は「奨励賞」!!よく頑張りました。
審査員の方々や大学の先生から多くのコメントをいただき、学びの多いコンテストとなりました。
1・2生に引き継ぎたいこともたくさんあるので、気軽に声を掛けてくださいね。
